「風呂上がりの夜空に」の研究 - 第1話 岩が石を投げた
登場人物
- 辰吉
- 自転車で転んだ人 = 花の湯の番台の従業員 = 花室もえ
- 辰五郎
- 岩乃里
- スガル
- 辰吉の親友、高校進学後も同じクラスになった。入学式が終わった頃に学校に現れた。
- 鈴ばあ
場面
- Page 2〜3 土手
- 辰吉が童謡「鯉のぼり」を唄っていてPage2 の1コマめの左端に鯉のぼりが描かれていることから5月の出来事であることが類推される。
- Page 4〜8 花の湯
- Page 9〜13 入学式前教室
- Page 13〜24 入学式後の教室
- Page 24〜25 花の湯
アイテム
- 童謡「鯉のぼり」
- 1980年代のヤングマガジンを読む世代では小学校の音楽の授業でこの歌を習っていた人が大半であったが、現在では文語調の歌詞が好まれないためか減ってきている。
- 自転車
- 猫
- 童謡「背くらべ」
- 刺青の客
- 花の湯の湯船に浸かって刺青の人と世間話をするシーンがあるが、1980年代までは刺青の人への規制は今ほど厳しくなかった。
- 裏庭の敷石
- 「愛と誠」
- 梶原一騎原作の漫画。愛と誠は1970年頃に大ヒットした漫画で、映画化されたのも1973年ということで、このマンガが連載された頃よりはかなり前の時代の作品だが、1983年5月25日に傷害事件で逮捕されたことで連日ワイドショーをにぎわすなどしていたため「風呂上がりの夜空に」の連載が始まった1984年の時点では梶原一騎自身は認知度が高かった。